徒然スケッチ紀行☆ひたすら水彩で風景画を描いたスケッチ旅行、最終話です。
2019.8.22 奈良 室生
・お題は…
スケッチ旅行の終わり
室生寺スケッチを最後にワタシたちのスケッチ旅行は終わろうとしています。帰りも車チームと電車チームに分かれました。ワタシは車チーム、途中で運転を交代しながら大阪に戻ります。途中、針のドライブインに寄ります。
こぼれ話
出発の朝、待ち合わせ場所のコンビニでのこと。そこの駐車場で待ってると白杖をつく方がやってきて、電柱にぶつかりそうになりました。で、近くにいたワタシは声かけました。
今となってはなんて言ったのかよく覚えてないけれど、おおよそこのようなやりとりだったと思います。
"お困りでしたら、ご案内しましょうか?"
"ありがとうございます。このすぐ近くに〇〇医院があるのですが、わかりますか?"
で、探します。探していると駐車場ですので車がやって来ました。ワタシたちはその車のジャマになってましたが、スマホで医院を検索してたワタシは車に気がつきませんでした。顔をあげてそれに気がつき、白杖の方を誘導して車に通り道を開けました。その車はクラクションをならすことなく、ワタシたちが移動するまで待っていてくれたのです。
医院はほどなく見つかり、その方を案内します。
ワタシの肩に手を載せていただき医院の方へゆっくり向かいます。歩道と医院の敷地の間に、小さく窪んだ溝があったので、そのことを伝えながら歩きました。
この歳になってようやく、こういうお手伝いができるようになりました。
SNSでやり取りをしていると、最近、北海道で、滋賀で、九州で…一旦は描くことをやめたけどまた描き始めました…なんてメッセージをいただいてね、ワタシも一時、描かない時期があったから、なんとなく描きたくない気持ちを察したり、描くのを再開したことを喜んだりしてね、
で、ワタシはスケッチを再開して、ハイペースで描き続け、そんなこんなのワタシの姿が、少しでもいろんな人の描き始めるキッカケになってたみたいで、それを思うと嬉しくてね。
スケッチすること、いろんな人との出会いや繋がり、白杖さんをお手伝いすること、自分の中ではみんなつながってます。
そんなことを思い返せた今回のスケッチ旅行、計画段階ではいろいろ悩んだけど、行ってよかった、みんな来てくれてよかったと思うのです。
針で水彩スケッチ
△ ヴィファール ハガキサイズ 水彩
旅が終わります。針のドライブインで空を見上げて風景スケッチ
ここで一句
17音の言葉遊び、へなちょこスケッチ俳句
夏の空、見上げて旅の終わりかな
…おしまい
こっちも見てね…