☆徒然スケッチ紀行♪鉛筆下描きなしで筆による直描きでは、よく構図がアマくなる。それならモノクロスケッチしましょうか…
2020.3.5 Tsurumi-ryokichi-Iran-sketch
・お題は…
イランのドームをスケッチ
この日、奈良へ行く予定を変更して大阪の鶴見緑地、ワタシのホームグランドへ友人とスケッチです。
モノクロスケッチ
構図を確かめるために、5分ほどでモノクロによるスケッチをしました。
この段階をトーナルスケッチ、エスキース、いろんな呼び方があってそれぞれ、はっきりした違いをワタシはわかっていません。
ワタシ的には…
- モノクロスケッチ→単色あるいは同系色で明暗を描く。
- トーナルスケッチ→モノクロから一歩進んで、絵として効果的な明暗を演出して描く。
- エスキース→モノクロに限らず、フルカラーも含めて本制作前、いろいろな段階の試作などすべての総称
…というとらえ方をしてます。言葉のつかい方としてはきっと間違っているでしょう。でも考え方はそれほどハズしてないと思います。
後で調べたらトーナルスケッチは6段階での明暗で描くモノクロスケッチだそうです。
▽ マルマン麻表紙シリーズ B5 ソリッドマーカ
ややこしいので、ここではモノクロスケッチと呼ばせていただきます。
スケッチを始めたころは、始めに墨汁でモノクロの小さなスケッチをしてから、水彩スケッチをやってました。鉛筆下描き無しの筆による直描きをだったので、このモノクロスケッチが下描きがわり、これで構図を確かめていたのです。
モノクロスケッチは、青木美和先生の技法書からヒントを得ました。また友人であり風景画の師匠?でもあるN先生もモノクロスケッチを勧めてました。それだけ大切なことなのですが、周りでそういうことをされている方はほとんど見かけませんでした。
ま、めんどうと言えばめんどうかも…コツとすれば最初のモノクロスケッチでエネルギーを使い果たさないことかな。
今回は、久々にモノクロスケッチ…構図の取り方に限界を感じたので、初心に戻ってみたのです。
メイキング制作過程
▽ 26分経過…
木の枝を描きすぎました。構想ではもっと少なくするつもりでした。枝を描くのが楽しくてツイ、描いちゃいます。
▽ 1時間5分経過…
枝を少なくしてドームをもっと上の位置に置いて、手前を広くしようと考えていたのですが、変更です。空を広くとることにしました。
▽ 1時間25分経過…
乾かしながら、モノトーンで描き進めます。
▽ 1時間38分経過…
人物を入れて…
▽ 1時間52分経過…
グリザイユ、上から少し固有色を入れます。
スケッチ完成、2時間2分…
△ ワトソン 水彩 159×419mm F6ハーフ 水彩
グリザイユで描きました。下地の色と上からのせる固有色、その組み合わせに慣れてません。ドームを触りすぎてしまい色がくすみました。それで終わってもイイのですが、少しでも明るさを取り戻せるかと、ダメ元でドームをリフティング、なかなか難しいです。
実際のようすは、後日、動画をアップします。
▽ イラン回教共和国
これ、花博当時のパビリオン、そのなごりであります。鶴見緑地の国際庭園エリアには、いくつもこういうモノがあって異国情緒が漂います。
それでコスプレのロケやモデルさんを囲んで撮影会などが、よく行われるのです。
スケッチ俳句…
ここで一句、へなちょこ俳句17音の言葉遊び
風が吹き異国の春を夢にみる
WC事情
園内にいくつもあります。
…つづく