♪ ニコスケッチ会 ☆
2023.5.20 nicosketch-02-tsurumiryokuchi
5月のある晴れた朝 🎵ワタシはスケッチ道具を小脇にかかえ ♪ 緑ゆたかな公園に ♪ ぶらりとみんなでやってきた…🎵
・お題は…
それぞれのスケッチ
△ 鶴見緑地、みどりのせせらぎでスケッチ会
△ 描くことに楽しく夢中…
事前に参加連絡をいただいた方、飛び入り参加の知人さん、さらに飛び入りで初めてお会いする方、遅れて参加する方、とにかくスタートから活気がありました。
スケッチ終わって
△ この日の集合写真
先に帰られた方もいますので全員の作品ではありません。スケッチ終わりに並べて鑑賞会です。みなさんの絵が楽しそうに並んでいます。
中には今日が野外スケッチデビューの方もおられました。初めてとは思えない仕上がりに参加した人たちもみんなびっくり。
緑の小径をスケッチ
△ この景観を描きます。
ワタシはみなさんの描いているところを見て回ります。ときには構図や描き進め方などを相談しながらね。てことでワタシ自身は終了間際に小さく一枚、やっと描きました。
水彩で風景スケッチ、13分…
△ F0 水彩
そんなワタシを気づかってくれる友人がいました。
- 描かずに巡回指導…絵画教室レベルのスケッチ会を無料だなんて!
確かにこのペースを続けるのは大変かも、有料にしようか? 参加費をとって欲しいという声もあったりするし、でも今はやめときましょう。描かないで見て回るのもけっこう楽しいのです。
そのときふとマンガの神様、手塚治虫先生のことを思い出しました。
映画をなん度も見ていると
手塚先生は映画好きで、お気にいりの映画は何十回もみるそうです。今みたいにDVDもネット配信がない時代にです。
昔、映画館は入れ替えなしで自由席、入場するのも映画館を出るのも自分の好きなタイミングでした。そして席も決まっていません。
手塚先生は朝から弁当を持って映画館に入り、その日の最後の上映まで見るのです。そんな日を何日も過ごして映画をくりかえし見ます。そのうちに手塚先生はスクリーンを見ないで 観客の様子を見るようになります。
- このシーンで、みんなは驚くかな?
- やっぱりこのシーンは受けるよね、みんな笑うよね…
…のようにそれぞれのシーンで観客がどのよに反応するのか、そのリアクションを楽しむのです。手塚先生はその映画への想いを観客のリアクションを通して共有していたのかもしれませんね。
今回のスケッチ会ではこれに似た感覚がありました。
渡り歩いて…
スケッチされているみなさんのもとを渡り歩きながら…
- 自分が案内した写生地をみなさん、気に入っていただけたかなあ。
- みなさんは、どんな景色を描くのかなあ…
ひとり1人、話を聞いて、みなさんの反応を楽しんでいたのです。そして参加した方が楽しく描いていただけたら、それだけでもワタシも嬉しい、参加していただいた方が、来て良かったまた参加したいと思ってくれたらもっと嬉しい、楽しさを共有できたとき、スケッチ会をやって良かったと思えるのです。
スケッチカード
せっかく来てくださったのだから、おみやげ的なモノを何かできないかと思って名刺サイズのスケッチカードを作りました。
野外で風景を描くときの、ちょっとしたヒントを書いたカードです。参加した方にお渡ししています。何かの役に立つと嬉しいなあ…
ちなみに1回目と2回目のカードの内容は…
#1ときめく景観
★ どこを描けばいいの?
★ それは最初にトキメキを感じた景観
- もっとイイ景色を求めて歩きまわる。でも結局、最初の景色が良かったなんてのはアルアルです。最初の直感を信じましょう。
- 後でもっとイイ景色に出会ったときは、次の機会に描けばイイ…ホントにイイ景色ならまた来たくなります。ポイントは景観にトキメクことかな…
#2 構図を学ぶ
★ 構図はどうやって学ぶの?
★ 現地で作家さんのスケッチを見る!
- 現地スケッチでは景観の切り取り方が人によって様々なのに驚かされる。同じ景観なのに人によって描く構図が異なることも多い。
- 自分では気づかない構図を他の作家が示してくれる。イイと思った構図はマネをする。その場でマネできなくても、いつかどこかで景色を切り取るときのヒントになる。
さらにそれぞれの詳細を限定公開のブログ記事にまとめました。次の3回目は、事前に五重塔の描き方をワタシなりに解説した記事を紹介しています。これも役に立つとイイなあ…
さて、今回のようなスケッチ会をこれからも続けていけるのか、正直わかりません。ただ、やってみたいことをドンドンやってみよう…そんなスイッチが入っているワタシです。応援していただけると嬉しく力が湧きます。
…おしまい