★徒然スケッチ紀行♪なぜ描かないのか?
2020.8.23 walkingsketch-kyotokamogawadelta
・お題は…
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ふたつの石段と光りをスケッチ
黄昏時の鴨川デルタ、若いひとたちのギターの音と歌声が聞こえます。
その近くでサクっと描きました。この絵が後日、西大寺サミット?で話題となったのです。
水彩で風景スケッチ完成、10分…
△ ターレンス 90×140mm 水彩
写真では左手前に大きな木、遠景には街並みが見え、右手には橋がかかっています。
なぜ、それらを描かなかったのか? それらを描いた方が見る人に、ここの景観を伝えるのに親切では? …これがサミットで話題の一つになりました。
確かにワタシのスケッチ、その辺りはあいまいです。わかりにくいと言ったらわかりにくい。ではなぜワタシは描かなかったのか、自分でもよく分からなくて、しばらく思い出すように考えました。
スケッチ俳句…
ここで一句、へなちょこ俳句17音の言葉遊び
石段に落ちる夏の影、行き交う
この景観でトキメイたのは、水面の光と土手にある2つの階段、その2つを日陰からスケッチしました。
左手の木、右手の橋、遠景の建物を短時間で描ききる技術がなかった…というのも大きな理由です。スタートではその2つのポイントを描くことを意識し、あとはあまり考えてなかったですね。描いているうちにそれらを省略することになりました。
なぜだろう。
時間の制約もあります。夕暮れと言っても暑さは厳しく日陰でもそう長くは描けません。そしておそらく直感で、今のワタシの表現力では、橋や木、遠景の建物を描くと1番描きたかったところが埋もれてしまうと判断したのだと思います。
まあ後付けの話しですので、やっぱりそんなの描けないよ〜が当たっているのでしょうね。
…おしまい