徒然スケッチ紀行 ★ 成安造形大附属近江学研究所の公開講座、滋賀 堅田でのスケッチ会に行ってきました。
2019.10.26 滋賀 堅田にて
・お題は…
堅田で琵琶湖をスケッチ
ここを描くのはこれで3回目、お気に入りの場所であります。
▽ 鉛筆下描き…
1回目は友人が道具を片付けている間に、ザッとスケッチ、おそらく5〜10分ぐらいで描いたのでは…そのスピード勢いがラッキーパンチとなってワタシ的には奇跡の一枚でありました。
△ 最初のスケッチ 2017.10
1回目が時間のない中、あわてたスケッチなので2回目はゆっくり描こう、1回目の勢いのある描き方を忘れないようにしよう。
まあそんなに悪くない出来でしたが構図にミスがあってちょっと残念。
△ 2回目のスケッチ 2018.4
それが1年以上も前のことで、そのころと今とでは描き方も変わってきてます。3度目のトライはいかがでしたでしょうか?
▽ 色鉛筆描き…
で、慣れてくると下描きはあっさりとなります。画像では色鉛筆の決め線がほとんど見えないくらいです。でもね、その慣れがいけなかったのです。
▽ 最初の色を置く
ファーストウォッシュ…空以外のベースとなる色を置きます。空はこの段階で描き終えます。
下地は水を引いた画面に色を置きます。その色が輪郭線を超えて広がります。そして乾かせた後、広がったにじみの色を活かすように筆を入れていきます。この描き方だと現実の形とかけ離れることもあります。あ、ワタシの場合ね。
初めにベースになる色を置くと上から混色していないナマの色を置いても、透明水彩の特性…下の色の影響を受けて色が混ざって見える重色の効果が生まれます。
そして画面全体に共通する色が入るので統一感もあって…イイところが多々あるのです。
なによりも水の力を借りて生まれる"にじみ"は、人の手で描けない偶然の要素が大きく、その意外性のある美しさは透明水彩ならではのモノ。ファーストウォッシュ…はその効果を引き出す方法のひとつだと思います。
この初めの色を"マザーカラー"という造語で説明されているのが、この方です。
▽ 完成
△ アヴァロン 190×440mm 水彩
慣れているからと油断、また構図をミスしました。ひとつできたらひとつできない…ワタシの歩はゆっくりです。
ここで一句…
17音の言葉遊び、へなちょこスケッチ俳句…
秋の風みじかく、水面はうつろふう
WC事情
浮御堂近くにあります。
…つづく
こっちも見てね…